メルセデスベンツとマクラーレンという“夢のコラボレーション”が生み出した
メルセデスベンツSLRマクラーレン。カーボンモノコックの軽量・高剛性ボディに、600馬力を超えるパワーを生み出すエンジンを搭載し、最高速度は330キロ以上!まさにモンスタースーパーカーである。
スーパーなドリームカーがリリースされたのは、2003年、そして、かねてから噂されていたオープンバージョンが登場した。これまでのクーペに代わって、07年9月からは新型オープンモデルのデリバリーがスタート、それがメルセデスベンツSLRロードスターである。
1999年に発表されたコンセプトモデル、ビジョンSLRはオープンボディだったので、今回のデビューしたロードスターは、“より一層オリジナルモデルに忠実な姿になったSLR”といえる。メルセデスベンツのコンセプトそのものといっても過言ではない。
ルーフを取り払ったメルセデスベンツSLRロードスターのルックスは、特徴的なロングノーズのプロポーションがさらに際立っている。“スイングウイングドア”と呼ぶガルウイング式のドア。納車時にはオーナーの体形に合わせたフィッティング作業が行われるカーボンモノコック骨格を持つバケットシートに腰を下ろす。着座ポジションからボディの前端は、文字どおり“はるかかなた”に見え、乗り込んだ瞬間から非日常性にあふれる点は、まさにスーパースポーツカーらしい。
そして、気持ちの高揚感は、高いコンソールにマウントされたATセレクターノブ頂上に設けたフラップを開き、中に収納するボタンを親指で押してエンジンに火を入れた時点で、最高潮に達する。
90度バンクを備えるエンジンブロックの最上部に、スクリュータイプのスーパーチャージャーをマウントしたAMG製5.4Lエンジンが始動するメルセデスベンツSLRロードスター。その瞬間に、フロントフェンダー後部の左右サイドに配置された4本のエグゾーストパイプから発せられる、低く迫力のあるサウンドが、周囲の空気をビリビリと振動させる。
メルセデスベンツSLRロードスターのシフトをDレンジへとセレクトすると、軽いショックとともに、エンジントルクが後輪へとリンクされていく。アクセルペダルを踏み込むと、想像以上のGフォースが、体をシートバックへ押しつけ、身動きができ無いほどになる。ドライ路面でも、ラフなアクセル操作を行うと最新の電子制御のトラクションコントロールが瞬時に介入する。そのおかげで、“600馬力を超える過給器付きエンジンとFRレイアウト”という組み合わせが可能にしているといえる。
0→100キロ加速わずか3.8秒のデータが実感できる怒涛の速さ。そして、メルセデスベンツSLRクーペと変わらないボディ剛性の高さ。カーボンモノコックボディの強靭さは、ルーフを省略した程度では、まったく損なわれてはいない。比類なき安心感の高さは、このクルマの最も重要なハイライトのひとつでもある。
メルセデスベンツSLRロードスターのハンドリング感覚は、舵の利きがとことんシャープで、それが特有の刺激であるという印象が強い。いずれにしても、このスパースポーツカーを意のままに操るには、F1パイロット並みの超高度なドライビングスキルが要求されるに違いない。
メルセデスベンツSLRマクラーレンロードスターは、車両価格は7000万円と、一般ユーザーには雲の上のような存在。その底知れないパフォーマンスも手に負えないこともまた、スーパースポーツカーならではのカリスマ性を支える重要なファクターなのである。
mainichi.jp/enta/car/graph/pinup/004/ カーアンドドライバーより
スーパースポーツカーであるが故に、やはり任意保険は加入しておくに越したことはない。
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